紀州和歌浦 番所庭園
紀州和歌浦 番所庭園
番所庭園
番所庭園の有るここは、地図にも出ている様に「番所の鼻」と言い、平坦で海に長く突き出た地形で、紀州藩は海の防備見張りのため遠見番所を設けました。藩領の長い海岸線十数ヶ所に番所がありましたが、ここはその中でも和歌山城に最も近い番所として、狼烟場と共に重要な所でした。其の後、遠見番所は鷹の巣山頂へ移転したので、ここは「元番所」とも呼ばれたのです。米国ペリーの来航(嘉永六年一八五三年)を機に、紀州藩も本格的に海防に取り組み始めました。翌年安政元年(一八五四年)に家老三浦長門守御持場「元番所お台場」が、当庭園大芝生の所に構築されました。紀州藩が出版した異船記には、この元番所お台場全体の鳥瞰絵図や大砲・鉄砲・人員の配置などが詳細に記載されています。(和歌山県立図書館蔵書)
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芝生広場へと続く順路では石畳となっていますが、別途、車イス用に専用通路が用意されていますので介護施設等のドライブスポットとしても安心してご利用頂けます。幼児向け遊具(ゾウのすべり台)もあります。ただし、全体的に起伏が多く、釣り場など海に面しているので子供連れの方は目を離さないようにご注意下さい。それに高所で海岸沿いということもあり、風が強いので多少の防寒対策をお忘れ無く。