有田川町指定文化財 姥ケ滝(うばがたき) 姥ケ滝の伝説

姥ケ滝

今回は有田川町田角、コスモスパークまでの道中にある姥ケ滝をご紹介いたします。

山深く静かな佇まいの中、水流が奏でる清らかな音色には心癒されます。ホーホケキョとウグイスのさえずりも音楽堂で聴いてるかのような美しさ。手水舎やベンチも用意されており、ハイキングの休憩場所としても使われています。

後述の姥ケ滝伝説を祀る祠と鳥居があり、伝説を知って訪れると滝下の貯まりに恐怖を感じるなどちょっとした心霊スポットとしても楽しめます。

姥ケ滝伝説(有田川町HPより)

 その昔、この滝のすぐそばに1人の老婆が住んでいました。
ある年、検地の役人がやってきてその姥に「ここから上に田はないか」とたずねたところ、姥はきっぱりと「ありません」と答えたのでした。
本当はその上流には、在所の人々が重い年貢から逃れるための隠し田が広がっていたのです。

 この姥の一言で田は役人に見つけられずに済み、人々は生きながらえることができたのでした。
 しかし数年後、再び検地の役人がやってきて、滝つぼで一息ついていると、滝の上流からひとすじのわらが流れ落ちてきました。
それを、めざとく見つけた役人は上流に田があることに気づき、姥を責め、怒りのあまり首をはねてしまったのでした……。

 滝の近くにはこの老婆の霊を祀るため里人が建てたと言われる祠があり、また 姥ケ滝の名も、この伝説によるものとされています

有田川町 姥ケ滝
住所:有田郡有田川町田角400付近 県道159号線沿い

施設情報
手水舎あり
駐車スペース有り

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