岩出市 和歌山県指定文化財 旧和歌山県会議事堂

岩出市 旧和歌山県会議事堂(わかやまけんかいぎじどう)

今回は岩出市に移設・復元された旧和歌山県会議事堂をご紹介します。

日本に現存する最古の木造和風の議事堂となる旧県会議事堂は、明治31年(1898年)に和歌山市一番丁に建築されてから3度の移築を経て復元整備されました。当時の面影を限りなく完璧に復元することにこだり、建設当時と同じ柱の位置や木材の修繕には同じ素材を利用するなど忠実に再現しています。平成28年4月1日から一般公開されました。

和歌山県指定文化財 旧和歌山県会議事堂(平成17年5月31日指定)
 旧和歌山県会議事堂は、和歌山城の東側、和歌山市一番丁に明治31年(1898)に建設された、和歌山県会(現県議会)の議事堂建築である。木造二階建、瓦葺屋根、間口31m、奥行47m、建築面積1,248平方メートルの大規模な建造物で、当時、市内有数の壮麗なる白木の建物と評された。
 議事堂は正面より本館、議場、控室の各部に分かれる。本館には接見室、議長室、議員休憩室などが設けられた。議場は正面に床の間が構えられ、上部には彫刻飾りを設けた唐破風が付く。議場を土間廊下で取り巻き、2階には傍聴席が設けられた。控室は高等官控所や参事会員室、県庁員控所などが設けられた。議場は公会堂としても使われ、明治44年には夏目漱石が「現代日本の開化」と題して講演したこともある。
 当時の県庁舎は和歌山城西側の汀丁にあり、洋風意匠の木造建築であったが、議事堂は腰に下見板を張り、壁を漆喰塗、屋根を瓦葺とした和風意匠で建てられた。外観に洋風要素は見られないが、大空間を造るために、小屋組には洋式のトラス構造が採用されている。
 昭和13年(1938)に議場を備えた現県庁舎が完成すると、同16年に市内美園町、同37年には岩出市の根来寺に移築された。
 議事堂は度重なる移築で各所が改造されたが、平成24~27年度の保存整備事業によって、建築当初の姿に復原した。本建造物は木造和風意匠の県会議事堂として現存最古であり、近代の和歌山県政史を物語る遺構として価値が高い。(和歌山県教育委員会より)

岩出市 旧和歌山県議会議事堂
住所:岩出市根来2347-22

施設情報
午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
定休日:
毎週火曜日(祝日の場合は除く)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
駐車場有り

Recommend Post

@ Nonprofit Organization Webleaf Inc.

PageTop