簡単にいうと「粒子(りゅうし)の大きさの違い」なんだけど、少し詳しく勉強してみよう!まず、粒子を語る上で、まずは「砕屑物(さいせつぶつ)」について解説しよう。
「砕屑物(さいせつぶつ)」とは、「砕屑粒子(さいせつりゅうし)」の集まりで、砕屑粒子は「粒径(りゅうけい)」によって区分されています。
『シルト』とは・・・「シルト」と「粘土」は「泥(どろ)」に分類され、「粘土」より粒子が大きい砕屑物(さいせつぶつ)を「シルト」といいます。
粒径がどんなに大きくても「礫(れき)」であり「石(いし)」や「岩(いわ)」というのは学術用語には無く、キチンとした定義はなかったりします。ビックリですね。
そして「砂」は一つ一つの粒子が大きく、それぞれが独立して集積(しゅうせき)した構造のもので「単粒構造(たんりゅうこうぞう)」と言います。そして「粘土」や「砂」などの粒子に有機物由来(ゆうきぶつゆらい)の「腐植(ふしょく)」などが集積して固まった物を「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」と言いい、いわゆる「土」となります。
『腐植(ふしょく)』とは・・・森林生態系において地上部の植物により生産された有機物が朽木(くつき)や落葉・落枝となり地表部に堆積(たいせき)し、それを資源として利用するバクテリアなどの微生物(びせいぶつ)やミミズなど大小様々な土壌動物による生化学的な代謝作用(たいしゃさよう)により分解(落葉分解)されて土状になったもの。
そして「土(つち)」というは通俗的(つうぞくてき)に呼ばれているだけであって正式名称は「土壌(どじょう)」なんです。またまたビックリですね!
そして、「単粒構造(たんりゅうこうぞう)」の「砂」は粒子が大きいので粒子間のすきまが広く変形しにくいので、水はけがよく野球場やサッカー場で使われています。「土」は変形しやすい特徴を利用して道などを作る造成(ぞうせい)や肥料(ひりょう)などを混ぜ合わせて園芸(えんげい)などの土として利用されます。
詳しくは説明しきれませんが、だいたいこの様な感じとなります。